掃除機などで念入りに掃除したつもりでも、カーペットに髪の毛やホコリが残っていることがあります。
特に髪の毛は、カーペットの線維にがっちりと絡みついていて、掃除をしても取り除けないことがあるのです。
ゴミや髪の毛が残っているようでは、掃除をした意味がなくなるだけでなく、労力もムダになり悲しくなります。
そこで、カーペットに落ちている髪の毛を、きれいに取り除くコツについて紹介していきます。
目次
カーペットの髪の毛は掃除機掛けだけでは取れないのか?
掃除機をかければカーペットのゴミや、ホコリ、髪の毛などをきれいに掃除することができると思っていませんか?
確かに掃除機をかければ、カーペットに付いているホコリや髪の毛などをある程度取り除くことはできるでしょう。
しかし、フローリングと違ってカーペットは毛足が長いのです。その毛足や繊維の奥深くに入り込んでしまっていたり、繊維にからまっていたりする髪の毛やホコリは、掃除機だけではきれいに取り除けないのです。
しかも、掃除機の吸引口の部分に髪の毛がからんでしまうと、なかなか掃除機に吸い込まれなくなり、それが吸引力を下げる原因にもなります。
それなら掃除機の吸引力をあげて使用したり、吸引力の高い掃除機に買い替えたりすればよいと考えてしまうでしょう。ところが、高い吸引力を持つ掃除機を使っても、髪の毛やゴミの取れ方が大きく変わるわけではありません。
掃除機だけではカーペットに付着している髪の毛、ホコリをきれいにするのは難しいということを覚えておきましょう。
しかし、髪の毛やホコリがカーペットに残っていると、ダニや雑菌を繁殖させる原因になりますので、それらを取り除く必要があるのです。
カーペットの髪の毛を取る!おすすめグッズ3選
カーペットに詰まった髪の毛。
目で見える分は手でとれるものの、全部取るのはなかなか難しいですよね。
そこで、カーペットの髪の毛を取るためのオススメグッズを紹介いたします。
①掃除機
カーペットの表面に出ている髪の毛やホコリは、掃除機で吸い取ることができます。
ですが、カーペットの毛足の中や繊維に絡みついている髪の毛に関しては、他のグッズを活用して取り出す必要があります。
②コロコロやガムテープなどの粘着テープ
コロコロやガムテープなどの粘着テープで取る方法も考えられます。転がして使用するクリーナーも販売されていますので、それを使って髪の毛を絡めとることもできるでしょう。
ただし、粘着性の高いテープを使用することで、カーペットの線維を無理に抜くなどして強いダメージを与えることがありますので、強く転がすのは厳禁です。
転がし方にもコツがあり、最初に毛の流れに逆らうようにして毛を立てて転がすと、毛足の奥に入り込んでいる髪の毛も取りやすくなります。その後、毛並みを整えるように軽く転がしましょう。
③ゴム手袋
けれど粘着テープを使用しても、毛足の奥深くに入り込んでしまった髪の毛やホコリが、十分取れないことがあります。
そこで、ゴム手袋を使ってカーペットをこすって、掃除機だけでは吸い取りづらい髪の毛をかき出してみましょう。
ゴム手袋はどこの家にもあるグッズですし、ペットの毛を取るための毛玉取りブラシのようなものを使っても大丈夫です。
それらを使って、カーペットをなでてみると、驚くほど髪の毛やホコリが出てくることがわかるでしょう。そして、かき出した髪の毛は掃除機をかけて吸い取ります。
ゴム手袋は、静電気の力でゴミや髪の毛を吸い寄せてくれますので、あまり力を入れなくてもゴミやホコリが取れやすいです。
ゴム手袋がない場合はたわしでも代用できます。
ただし、ブラシやゴム手袋、たわしなどで強くカーペットをこすってしまうと、カーペットを傷つけてしまいますので、力加減には注意しましょう。
カーペットの髪の毛の効率的な取り方とは?
カーペットを清潔に保つためとはいえ、毎日念入りに掃除をするのも難しいでしょう。そこで、効率よくカーペットを掃除するコツを知っておくことで、毎日のカーペット掃除を楽にしてくれます。
ちなみに家族の人数が多い、髪の毛が長い、ペットがいるなどの理由で毎日かなりの量の髪の毛がカーペットに落ちる場合は毎日、もしくは一日おきに徹底掃除をするのがおすすめです。
★カーペットの掃除方法★
- カーペット表面の髪の毛やホコリ、ゴミ、食べかすを取り除くためにカーペット全体に軽く掃除機をかけます。
- ゴム手袋などを使って軽くカーペットをなぞり、毛足の奥にたまっている髪の毛を取り出しましょう。
- かき出した髪の毛を掃除機で吸い取って終了です。
カーペットの面積にもよりますが、この方法なら、それほど時間をかけずにカーペットの奥にある髪の毛もきれいにすることができるでしょう。
掃除機のヘッドをゆっくりと動かす、一か所あたりの時間をかける、最も高い吸引力モードに切り替えるなどして掃除機をかけると、普通に掃除機をかけるより髪の毛やゴミを吸い取りやすくなります。
しかし、時間をかけて掃除機をかけるよりも、掃除機とゴム手袋を併用したほうが掃除にかかる時間や労力の短縮につながることがあるのです。
また、掃除機をかけただけでは、カーペットの汚れまで十分取れないことがあります。その場合は、時々塩や重曹を使って殺菌消毒することで、臭いの発生も抑えられるようになるでしょう。
掃除機をかける前に塩や重曹をカーペットにふりかけて数時間放置しておき、その後掃除機をかけるだけです。
簡単ですが、除菌消臭効果が高いため、1週間に1度を目安に行うことをおすすめします。
髪の毛を取り除きやすいラグの特徴
カーペットについた髪の毛が気になるからと言って、毎日掃除をするのは大変ですよね。
それならば、お掃除しやすいラグを選んでしまうという方法もあります。
①帯電防止機能
「掃除機だけでは髪の毛やほこりがなかなか取れない…」と悩んだことはありませんか?
それ、静電気のせいかもしれません。
落ちた髪の毛やほこりが静電気によって、ぴったりとカーペットにくっついてしまい取れなくなっている可能性があります。
特にカーペットに使用される合成繊維の中には、帯電性が大きく静電気が発生しやすい素材(ナイロン・アクリルなど)があります。
掃除機でお手入れしやすいものがいいなら『帯電防止機能』がついているカーペットを選びましょう。
▼静電気によるパチパチや髪の毛・ほこりの吸着を抑えてくれる帯電防止機能付きカーペット。
②毛足が短く、高密度
「掃除しやすいカーペット」を選ぶとき、とにもかくにも重視してほしいのが”毛足が短く、繊維がつまっている”こと。
毛足が長いとその分、毛の根元に髪の毛やごみが入り込みやすくなり、出にくくなってしまいます。
短毛で繊維がぎゅっとつまっているカーペットの方が、ゴミが溜まりにくく掃除機がけがしやすいのでオススメです。
③スベリ止め付き
掃除機やゴム手袋で掃除をしていて、一緒にカーペットがズレてしまうと「もうっ!!!」って言いたくなってしまいます。
カーペットの髪の毛を織り戻すのなら、掃除機の掛ける方向や力加減にも気を遣わねばならず、思っている以上に大変ですよね。
掃除機をスイスイかけたいなら、適度な厚みがあり滑り止めがついているカーペットがおすすめです!
カーペットがズレにくくなることで、掃除機や手袋を使っての掃除がしやすくなりますよ。
まとめ
カーペットに絡まった髪の毛は非常に取りづらいものです。今回紹介した方法を実践し、毎日の掃除にかける負担を少しでも軽くしていきましょう。
もし掃除に手間暇をかけられないときは、毛が絡みにくい材質や構造のカーペットもありますので、買い換えることも検討してみましょう。