丸洗いできるカーペットは洗濯機を使えるのでとても便利です。
けれど、自宅の洗濯機には入らずコインランドリーへもっていく方も少なくありません。
そして自宅で洗濯ができても、干せる場所がないという問題もあります。
乾燥機を使って短時間で乾燥させたいと思うけれど、どのくらい乾燥させるのがベターなのでしょうか。
目次
乾燥機を使ってカーペットを乾かすことのメリット
そもそも、乾燥機を使ってカーペットを乾かすことのメリットはあるのでしょうか。
◇短時間で乾く
カーペットは、厚手の生地であることが多いため、天日で干すとなかなか乾かないときもあります。しかし乾燥機を使うことで、短時間でかわすことができます。
洗濯をしたその日のうちにカーペットを使いたいというときなどにも、乾燥機を使うことは役立ちます。
◇湿気対策ができる
衣替えや模様替えでカーペットを変える家庭が増えています。
季節に応じたカーペットを敷くことは、生活にも華やぎが生まれます。
しかし模様替えで片づけるカーペットは、洗濯したのちに次のシーズンまで保管しなければいけません。
乾燥機できちんと乾かすことで、カーペットにこもった湿気をなくすことができます。
これなら保管時のカビの発生も防げます。
◇ダニもノックアウト!
乾燥機には高温で乾燥できる機種もあります。
生地を傷めない程度の温風となりますが、温度を上げて乾燥させることで、ダニを少なくすることができます。
特に、毛足が長いカーペットなどはダニの温床となってしまいます。
清潔に使いたいという方や、子供のアレルギーが心配な方には特におすすめです。
◇自宅ではなかなかできない
マンションやアパートなど庭がない家庭では、カーペットを干すということがなかなかできません。
居住階や景観の関係で、ベランダにカーペットを干せないということも考えられます。
また、家庭用の乾燥機にはカーペットが入らないこともあります。
しかしコインランドリーにある乾燥機を使えば、カーペットもしっかり乾燥させることができ、便利です。
どのくらいの時間乾燥機を使えばいいの?
単純に乾燥機を使えばよいというスタンスでは、せっかくのカーペットを傷めてしまう可能性があります。
そこで使用時間や乾燥機への入れ方の工夫などをまとめました。
乾燥機を使う際に効率の良いカーペットの入れ方
カーペットを乾燥機に入れる際にはもちろん、乾燥機のサイズに合うようにたたんで入れることが一般的です。
でも中には「きちんとたたんで入れたのに十分に乾いてなかった」「何度も追加乾燥にかけているのに、乾かない」という方もいるはずです。
乾燥機にカーペットを入れる際、カーペットは「屏風たたみ」や「じゃばら折り」といわれるたたみ方をするとよいようです。
たたみにくい生地もあるかもしれませんが、屏風たたみにすることで風の通り道ができどの面にもまんべんなく温風が届きます。そのため、中心部も効率よく乾きます。
乾燥機を使う時間はどれくらい?
乾燥機を使う時間は、カーペットの厚さや重量、乾燥機の機種によっても異なります。ですので、できたら乾燥機の説明書を確認されることをおすすめします。
コインランドリーなどでは、重さに対する標準時間が提示されていることもあるようです。
まずは標準時間通りに乾燥をさせて、乾き具合によって10分くらいずつ追加乾燥をしていくとよいでしょう。初めから長時間乾燥機を使うと、生地が傷んでしまうことも予想されます。
乾燥機を使ってカーペットを乾かす際の注意点
◇材質に注意
乾燥器を使うことでせっかくの毛並みが台無しになってしまったり、縮んでしまったりということも考えられます。中には変色してしまったということもあるようです。
せっかくお金をかけて購入したカーペットが、一度の乾燥でこのような結果となってしまうのは残念なことです。
カーペットの生地と裏地が糊付けされているものや、滑り止め加工されているものは乾燥機をかけることはもちろん、洗濯機で洗うこともできません。
洗濯をする前に必ず品質表示を確認し、乾燥機をかけてはいけない素材かどうかは必ずチェックしましょう。
このよう洗濯表示がある場合は乾燥機OKです。
中央の「・」が2つの場合は高温乾燥〇
中央の「・」が1つの場合は低温乾燥のみ〇
となっています。
乾燥機にかける前に確認してみましょう。
◇プロに頼むことも一案
ホームクリーニングできる素材であっても、きれいに乾かなかったらどうしよう、風合いが変わってしまったらどうしようというような不安に見舞われる方もいるかもしれません。
特にウールのカーペットや手が込んだ織物のカーペットなどは、自分で洗濯をすることに二の足を踏んでしまうこともあるようです。
そんな時はクリーニング店に依頼することを検討しましょう。
一部のカーペット製造販売会社では、クリーニングサービスを行っていることもあります。
ぜひ、アフターサービスを利用することをおすすめします。
まとめ
カーペットを乾燥機にかけるときは、品質表示と洗濯表示を確認しましょう。乾燥機に入れるときは屏風たたみにすると効率よく乾きます。
もしカーペットの風合いをそのままに保ちたいというのであれば、クリーニング店や購入したお店のサービスを利用することも一案です。
そして新しいカーペットを購入するときは、洗濯機や乾燥機にかけることができるものを選ぶこともよいでしょう。