「あれっ、またなの?この前直したばかりなのに」と、カーペットのズレにはついつい神経質になってしまいます。
ですがカーペットがズレないように、注意しながら日々の生活を送っているとストレスが溜まります。
そこで、ストレスの元である「ズレ」を防止する方法を、こちらでご紹介します。
目次
カーペットのズレ防止するアイテムには何がある?種類とは?
まずは、カーペットのズレを防止する3種類のアイテムをみていきましょう。
1.滑り止めテープ
両面テープのような滑り止めテープを使って、カーペットと床をくっつける方法があります。
カーペットの端に貼るだけであり、全面に貼らなくてもよいのが魅力です。
2.滑り止めシート
カーペットの下に敷くだけで対策できる、滑り止めシートです。
使い方としては、カーペットからはみ出さない程度の大きさにカットして、そのままカーペットの下に忍ばせるだけです。
ちなみに「カーペットの重ね敷きにも対応した滑り止めシート」も販売されているため、カーペット同士のズレで困っている方におすすめといえます。
3.滑り止めパッド
両面テープのような粘着がないのに、ズレ防止の効果を期待できるのが滑り止めパッドです。
素材はゴムやポリエステルなど、製品によって異なります。
カーペットのズレ防止するアイテムの選び方とは?
次に、カーペットのズレ防止アイテムの選び方を、種類別にみていきましょう。
【滑り止めテープ】床にテープ跡を残さない、万能タイプを選ぼう
滑り止めテープでは、きれいに剥がせることが重要です。
さらに、「テープを貼れる場所が多い製品」のほうが使い勝手が良いとされています。
つまり、床材の種類を問わず、どこでも貼れる滑り止めテープが理想です。
【滑り止めシート】コスパに優れた物がおすすめ!
必要な分だけカットして、カーペットの裏側にシートを貼るだけの滑り止めシートです。
シートを貼ったまま洗濯できる製品が多いため、小さなラグマットにも使えます。
内容量が多ければ、そのまま食器棚などのズレ防止にも役立てることができるでしょう。
【滑り止めパッド】ポリエステル素材のほうが、熱で溶けにくい
床面とカーペットの両方にテープ跡が残りにくいのが、滑り止めパッドです。
カーペットの四隅に貼るだけでぴたっとズレなくなるので、人気アイテムの1つといえます。
また、素材はゴムよりもポリエステルのほうが安心できます。
ゴムは熱で溶ける性質のため、熱気のこもりやすい室内やホットカーペットには不向きです。
一方で、ポリエステル は熱に強い素材であり、摩擦にも強いとされています。
強度も高く、濡れても品質が劣化することはありません。
カーペットのズレ防止テープやシートの粘りを防ぐコツとは?
粘着性のある滑り止めアイテムでは、長期間にわたり使っていると粘り気が出てきます。
そのまま無理に剥がしてしまうと、カーペットもしくは床に剥がし跡がくっきりと残ってしまいます。
以下では、ズレ防止テープなどを上手に剥がす方法と、粘りを防ぐコツについてみていきましょう。
◇上手な剥がし方
基本としては、テープの端からゆっくりと引き剥がします。
粘着力が強くて剥がしにくい場合は、アイロンやドライヤーなどで温めるとよいです。
もしノリ跡が残ったときには、ガムテープで上からペタペタくっつけて取るか、うすめた食器用洗剤をノリ跡に染み込ませてヘラなどでそぎ落とします。
少しの粘り気については、ハンドクリームや除光液、消しゴム などを試してみてもよいでしょう。
こういった作業が手間に感じるのであれば、市販の液体シール剥がしを使ってもかまいません。
ただしカーペットが色落ちする恐れがあるため、少量で様子を見ながら使いましょう。
★注意★
液体シール剥がしにはベンジン が含まれています。
ベンジンはガソリンの一種であり、引火しやすい物質です。
そのため、液体シール剥がしをアイロンやドライヤーなどとは絶対に併用しないでください。
粘りを防ぐコツ
ズレ防止アイテムを長期間貼りつけたままにしないのが、粘りを防ぐ簡単なコツとして挙げられます。
直射日光や高温などの環境により粘り気が生じるため、窓のそばや夏の時期には特に気をつけましょう。
また、「床にノリ跡が残らない」と書かれた製品を選んでみるのもよいでしょう。
価格が安くて質の悪い物だと、ノリ跡が残る可能性があります。
床やカーペットに直接貼り付けるので、口コミなどを参考にしながら品質の良いズレ防止アイテムを使いましょう。
熱で溶けにくいポリエステルを選択するのも、粘りを防ぐコツの1つです。
当店おすすめ!便利なスベリ止め4選
ここからは、当店おすすめの便利なスベリ止めをご紹介いたします。
大きさや素材などを吟味して最適なものをお選びください。
ラグにボリュームと強力滑り止めをプラス!優しいタオル生地を使った手洗いできるラグ用下敷き
『ピタリプラス』
極厚約20ミリ!お気に入りのラグに防音と滑り止め機能をプラスできる人気のすべり止めクッションマット
まとめ
ズレ防止アイテムを使えば、カーペットズレのストレスから解放されます。
しかし、あまりに安いアイテムを購入してしまうと、「粘り」が残るという別の問題が生じてきます。
粘りが出てもきれいに除去する方法はありますが、やはり粘りを出さないほうが良いですよね。
ズレ防止アイテムを定期的に交換するほか、粘りが出にくい素材を選ぶなど、いろいろと工夫してみましょう。
とはいえ昔から使っているカーペットだと、粘りをなかなか落とせないかもしれません。
金銭的に余裕があれば、思いきってカーペットを新品に買い換えてみることも視野に入れてみてください。